土壁(つちかべ)の処分は大変って本当?
こんにちは。愛知県江南市を中心に扶桑町・大口町・犬山市・一宮市・岩倉市エリアで解体工事を行っているHome&nico解体のブログ担当です。
毎日を過ごす大切なお家。でも、いざ解体しよう!と決意したとき、建物の構造や使われている素材によって、工事の進み方や費用がガラリと変わるってご存知でしたか? 今回は、日本の伝統的なお家によく見られる「土壁(つちかべ)」の解体処分についてお話ししてみようと思います。「土壁の処分は大変って本当?」「うちの実家もそうかも…」という方はぜひ読んでみてくださいね!

そもそも「土壁がある家」ってどんなお家?江南市にもあるの?
土壁とは、竹を格子状に編んだ下地に、粘土質の土にワラなどを混ぜた泥を何度も塗り重ねて作られた、日本の伝統的な壁のことです。夏は涼しく冬は暖かく過ごせる調湿効果がある素晴らしい壁なんですよ。
「でも、それってすごく古い家だけでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はここ愛知県江南市や周辺の扶桑町、大口町、一宮市エリアにも、土壁のお家はたくさん残っています!昭和50年代くらいまでに建てられた木造住宅では、和室を中心に今でもごく普通に使われているんです。和室の壁を触ると少しザラザラしていたりしませんか?その下地、実は土壁かもしれません。
どうして土壁の処分は大変と言われているの?
職人さんの技術が詰まった素敵な土壁ですが、解体するとなると少し大変な存在になってしまいます。理由は大きく3つあります。
①とにかく重い! 泥を何層も厚く塗り固めているため、現代の石膏ボードに比べて圧倒的な「重量」があります。家一軒分を崩すと何トンもの重さになるため、搬出トラックの往復回数や手間が増えてしまうんです。
②分別(リサイクル)が難しい! 現代の解体ではゴミを種類ごとに分別して処分することが法律で義務づけられています。土壁は崩すと「泥」「ワラ」「竹」が混ざり合ってしまいます。これらが混ざったままだと処分場が受け入れてくれないため、現場で細かく手作業で分別するか、高い処分費用を払う必要が出てくるんですね。
③ホコリがもの凄く舞う! 乾いた泥の壁を崩していくので、工事中はものすごい量の砂ホコリが舞います。近隣の皆様へご迷惑をかけないためにも、いつも以上に丁寧な対策が必要になるんです。
【重要】アスベストなど有害物質の確認も必要!
そして、土壁の解体でもう一つ忘れてはいけないのが「有害物質の事前確認」です。
「土だけの壁なら体に悪いものは入っていないでしょ?」と思われがちですが、実は古いお家の場合、土壁の強度を上げたりひび割れを防いだりするために、アスベスト(石綿)を含んだ材料やその他の有害物質が混入しているケースがまれにあります。
現在、法律によって解体前の事前調査が厳しく義務づけられています。もしアスベストが含まれていた場合は、ホコリとして周囲に飛ばないよう、特別な手順で慎重に撤去しなければなりません。安全に工事を進めるためにも、事前のしっかりとした確認がとても大切なんですよ。
気になる!土壁の処分費用はどうなる?
結論からお伝えすると、土壁があるお家は、現代的なお家と比べて解体費用が高くなる傾向にあります。一般的な木造解体の目安にプラスして、処分代や分別作業の人件費として、総額で数万円〜数十万円ほど上乗せされるケースが多いです。
これは「重量の重さ」と「処分費の高さ」が関係しているからなんですね。「どれくらい高くなるの?」と思ったときは事前の現地調査が大切ですね。
土壁のお家を解体するときの流れ
では、実際に土壁のお家はどのように解体されていくのでしょうか? まずはしっかりシートを張ってホコリをガードします。その後、重機で壊す前に、まずは職人さんが手作業で丁寧に土壁を落としていきます。この手作業での分別が費用を抑えるポイントになります。
土壁をある程度撤去したあと、木造の骨組みを重機で安全に解体し、分別した土や木くずをトラックでそれぞれの処分場へ運んで、最後に地面をきれいに平らにして完了です!
知っておきたい!処理のポイントと注意点
土壁の解体を気持ちよく終えるための大切なポイントが「水撒き(散水)」です。土壁解体の天敵はホコリですが、工事中にしっかり水を撒きながら作業をすることでホコリを劇的に抑えることができます。Home&nico解体でも、近隣の方の洗濯物やお車を汚さないよう、散水は特に徹底して行っていますよ。
また、注意点として「家財道具」はあらかじめ空っぽにしておくのがおすすめです。家具が残っていると土と混ざってしまい、分別の手間が増えて費用が上がる原因になってしまいます。できるだけお家の中を空っぽにしておくのが費用を抑える賢いポイントです。
最後に:大切な思い出を、優しく次の世代へつなぐために
土壁の解体は、現代の家と比べると確かにちょっぴり手間も費用もかかります。でもそれは、かつて日本の職人さんが、家族のために丁寧に家を作ってくれた証拠でもあるんですよね。そんな温かみの詰まったお家だからこそ、私たちは最後まで誠心誠意、丁寧にお見送りしてあげたいなと思っています。「うちの実家、土壁みたいだけど大丈夫かな?」と思ったら、いつでもお気軽に声をかけてくださいね。
Home&nico解体では、 愛知県江南市を中心に扶桑町・大口町・犬山市・一宮市・岩倉市エリアでの解体工事を提案しています。 お気軽にご相談ください!!
